そのひとつが、複数メーカーのデバイスにおける「相互接続性」の確保です。
現状、HEMSのシステムの参入企業は大手メーカーが中心で、各メーカーがコントローラーやデバイスをトータルに提供しています。これは言い換えると、他メーカーのデバイスを接続した動作実績がないことを示します。
しかし今後は、大手が扱わないサービスを狙い、多くの中堅企業が参入してくることが予想されます。またスマートハウスの規格は戸建住宅に限らず、マンションやビル、さらには工場などにも普及が予想され、その場合は業務用製品も絡んでくると考えられます。
このように関連機器、サービスの複雑多様化が予想されるなか、まずはメーカー間の協力のもとで複数メーカーのデバイスを相互接続して動作させる実績を作る必要があります。
とはいえ、中堅~小規模メーカーが自前でこうした検証を行うのは非常に困難です。