次々と生み出される新たな技術や機能、さらに激しいコスト変動や価格競争などにより、製品の開発期間は年々シビアになる一方です。工程が遅れると評価期間を圧縮するほかなく、結果として品質に妥協が生じ、製品トラブルから信頼性を低下させてしまった企業をしばしば目にします。
求められる品質を確保するためには評価項目の“抜け”や“漏れ”の防止が欠かせませんが、単純にテスターを増員するだけでは人件費や個人の能力差による品質のばらつきが発生し、問題を解決することはできません。本稿では、第三者検証専門会社である株式会社ヴェス(以下、ヴェス)のノウハウから、要件漏れを防止し、限られた開発期間で製品品質を向上させる方法を紹介します。