テストケースの充実化により不具合検出率がアップし、事前に不具合を解決したうえでリリースできるようになりました。結果として、2023年度にはソフトウェア起因のクレーム0件を実現するなど、着実に品質向上の成果が得られています。また、開発者が開発に集中できる環境を構築したことで、開発者の負荷軽減にもつながっています。B社様に合わせた検証業務の品質向上と標準化にも取り組んでおり、より良い検証環境の整備に向けて支援を続けています。
1. 仕様変更・テスト計画
仕様変更・テスト計画の工程では、詳細なテスト設計を行うために必要な製品概要・仕様の理解を行いました。また、テストの目的やスケジュールをあらかじめ明確化しておくことで、後の工程をスムーズに進められるようにしています。
2. テスト設計
テスト設計の工程では、仕様書からテスト観点の抽出およびテストケースの作成を行いました。開発者に質問することで詳細な仕様を確認しつつ、ヴェスのノウハウをもとに漏れのないテストケースを作成しています。
3. テスト実行
テスト実行の工程では、作成したテストケースをもとにテストを実行し、不具合を検出しました。テストの設計者と実行者の2名体制で作業を行うことで、スピーディーかつ正確なテスト実行を図っています。
4. 完了報告
完了報告の工程では、テスト実行の工程で得られた結果をもとに不具合報告書を作成し、内容の報告を行いました。詳細なテストケースの実施により、不具合の検出率がアップしています。また、単なる不具合の報告のみではなく、検証業務の標準化も提案しています。