Webサービス開発ベンダーH社 経験が浅いアジャイル開発で、あわや炎上。間違いだらけのドキュメント整備と頻発するデグレード対策にプロが提案した秘策とは?

解決策

解決のポイント

  • 第三者検証会社に参画してもらい、上流工程から数々の問題点を改善

  • アジャイル開発に必要なドキュメント整備ができたことで、問題と不安を解消

  • 上流工程における品質視点の仕様書を用いた静的、動的テストの実施

  • テストの自動化を導入したことで時間・工数の予測ができ、リソース不足の心配を払拭

対応に困り果てたS氏は、IT開発関連の展示会場で「アジャイル開発検証」を紹介していた、第三者検証会社ヴェス(以下ヴェス)のブースで詳しく話を聞くことにしました。

“第三者検証のプロ”が提案した、アジャイル開発を円滑に進めるためのポイントとは!

第三者検証会社の参画で、改善に向けてプロジェクトが一気に加速!

S氏から現状の課題を聞いたヴェスの担当者は、上流の開発プロセスの見直しと、品質を維持・向上させるための「仕組みづくり」を提案しました。
この内容でS氏が目を引いたのは、イテレーション毎に行う進捗管理の細さと優先度別にチェックを繰り返してその都度ドキュメントに落としていくという、アジャイル開発に必要なプロセスを盛り込むというものでした。

「確かにアジャイルの場合、小単位で実装とテストを繰り返しますが、この工程をドキュメントとして残しておくことが意外と漏れがちです。ましてや状況は刻々と変わるので、その経緯までを詳細に書きとめておくのは自分たちだけでは到底無理な話でした」(S氏)
また、これら頻繁に発生する修正・変更情報をスピーディーで確実に実行レベルまで浸透させるため、検証チームから積極的に開発チームに働きかけるといった、コミュニケーションの強化もプロセスに盛り込むことにしました。

ドキュメント化と同じくらいに重要な、上流工程における品質管理のポイントとは

合わせて、上流工程での品質管理の徹底についても実践することにしました。具体的には静的テストの際、仕様書の作成やチェックを、テスト・検証のプロであるヴェス主導で行うことにしたのです。
「開発当初はある程度の仕様書を準備してスタートしますが、テストや改良を繰り返すうちに本来の目的が薄れてしまって、開発の方向性が変わってしまったり大事なことが漏れたりします。これを繰り返すことが品質低下につながるため、早い段階から第三者的な立場のエンジニアに参画してもらい、細かく指摘してもらう必要があると実感しました」(S氏)

こうした取り決めで両社が開発を遂行することで一定の品質を保った状態が継続でき、さらにそれを完全にドキュメントに残すことで問題が発生しやすい箇所の把握やテストの自動化に向けたポイントなどが明確になり、時間・工数の予測もしやすくなったことでリソース不足の心配もなくなりました。

遅延ゼロ、高品質のアジャイル開発に、社内スタッフのモチベーションが大幅向上!

ヴェスからの改善提案を採用したことで、遅れ気味だった納期が「遅延ゼロ」になりました。また、納期だけでなく品質も向上したことで、エンドユーザからのクレームが激減し評価も回復。手戻りも大幅に減ったことで、コストの削減も同時に実現することができました。

S氏は今回の改善を次のように語っています。
「何よりうれしかったのは、アジャイル開発に関してくすぶっていた多くの問題が一掃されたことで、スタッフのモチベーションが一気に向上したことです。新しい改善案やアイデアも積極的にディスカッションされたので、今後の開発にも大きな効果が期待できると感じています」

この課題の解決に貢献したサービス

テスト自動化マネジメントサービス

品質説明力向上支援サービス

アジャイルテスターのスクラム参加型テスト

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